不動産鑑定士が教える、住まい選びと不動産の基礎知識
「相場」と「あなたの返済余力」の両方で考えます。周辺の取引事例、地価公示などの公的価格、同条件の売出価格を見比べ、そのうえで無理のない返済額から逆算しましょう。
相場より安いか高いかは、比べる物件が決め手だワン!新築は設備や保証が安心な一方、価格に「新築プレミアム」が含まれやすく、入居後の値下がりも早めです。中古は割安で選択肢が広い反面、修繕費や管理状態の確認が大切。立地・予算・住む期間で選びましょう。
運動不足のマルっとハカセが、妹の「マルっこ」と、いざ物件調査!
地図では徒歩5分のはずが10分かかった兄妹でした
ハカセの実査メモ:広告の徒歩分数は、坂や信号、踏切を考慮していません。実際に歩いて確かめましょう。
洪水・内水・土砂災害・津波・高潮など、種類ごとに確認します。浸水の深さ、避難所までの経路、過去の浸水履歴もチェック。「重ねるハザードマップ」と市区町村のマップを併用しましょう。
いい街に目がないマルっとハカセと、しっかり者の妹「マルっこ」
ハカセの補足:浸水の想定がある場所でも、すぐに「買ってはいけない」とは限りません。想定される被害を知り、高さ・構造・避難経路を確認したうえで判断しましょう。
ハザードマップポータルサイト ↗
四角くて使いやすい整形地は評価が高く、旗竿地や三角地などの不整形地は、建築や使い勝手の制約から減額されやすい傾向があります。ただし、立地条件との兼ね合いで一概には言えません。
敷地が建築基準法上の道路に接していること。原則として2m以上接していないと、家を建て替えられない場合があります。「道路に見えるけど法律上の道路ではない」ケースもあるので要確認です。
建ぺい率=敷地面積に対する建築面積(真上から見た建物の広さ)の割合。容積率=敷地面積に対する延べ床面積の割合です。どれくらいの大きさの建物を建てられるかを決める数字です。
例:敷地100㎡で、建ぺい率60%・容積率120%の地域なら、建築面積は最大60㎡、延べ床面積は最大120㎡までです。
地域ごとの数字は、市区町村の都市計画で確認できるワン!金額の安さだけで判断せず、①長期修繕計画があるか ②積立金の残高と将来の値上げ予定 ③滞納状況 ④大規模修繕の実施履歴、を確認しましょう。安すぎる積立金は、将来の大幅値上げの可能性も。
国土交通省が毎年1月1日時点の標準地の価格を公表。土地取引の目安になる公的な指標です。
都道府県が毎年7月1日時点で調査。地価公示を補完する公的価格で、とくに地方で参考になります。
国土交通省のサイト。実際の取引価格、地価、都市計画、ハザード情報などを地図上でまとめて確認できます。
不動産情報ライブラリ(地図)を開く ↗
資料の山で大忙しのハカセに、マルっこが教えてくれたのは…
ハカセの補足:不動産情報ライブラリは、国土交通省が運営する無料のサービスです。会員登録は不要で、スマホやタブレットでも見られます。取引価格・成約価格は参考情報なので、個別の物件の価格とは異なることがあります。
不動産情報ライブラリ(地図)を開く ↗
国の「ハザードマップポータルサイト」と、市区町村が公開するマップで確認。気になる場所は両方見るのがおすすめです。
ハザードマップポータルを開く ↗
住居系・商業系・工業系など、建てられる建物の種類を定めた区分。将来の周辺環境を想像する手がかりになります。
道路拡幅や再開発などの計画が、敷地にかかっていないかを確認。市区町村の都市計画課で相談できます。
道路の種類・幅員・敷地との接し方を、市区町村の窓口で確認します。調査は専門家にも相談を。
小中学校の通学区域は市区町村が公表しています。学区の見直しがある場合もあるため、最新情報を確認しましょう。
スーパー、病院、公園、保育園、騒音や臭いの原因となる施設まで。昼と夜、平日と休日の両方で歩いて確認を。
ボクのお散歩コースでもあるワン🐕静かな路地裏の小さなおうち。ハカセとマルっこは、夜にも見に来てみました。
ハカセの補足:幹線道路に面していなくても、1本裏の路地まで音が届くことがあります。昼だけでなく、夜や休日にも歩いて確かめましょう。
不動産鑑定士が、法律と「不動産鑑定評価基準」に基づき、不動産の適正な価格を専門的に評価することです。結果は鑑定評価書として根拠とともに示されます。
査定は主に「売れそうな価格」の見積もりで、営業活動の一環です。鑑定は第三者の立場から根拠を示した評価で、裁判、相続、税務、担保などの場面でも使われます。
評価する時点、目的、前提条件が違えば価格も変わります。形状・接道・方位・用途地域などの条件に加え、「誰が、何のために」評価するのかも影響します。
現地の状況、法令上の制限、権利関係、周辺環境、取引事例、将来の動向など。取引事例比較法、収益還元法、原価法を使い、総合的に判断します。
高額な取引や特殊な土地、権利関係が複雑なケースでは、価格の妥当性を客観的に確認できる意味があります。一般的な住宅購入では、費用対効果も含めて相談してみましょう。
迷ったら、まずは気軽に聞いてほしいワン!素敵な住まいに出会えますように 🏠